たくさん悩んで設計したものが、やはり形になった時が一番面白い時ですね。

フィアロには自動車設計に限らずですね、建機や船舶、航空などさまざまな業界からの依頼があります。
それらのデザインから設計、物作りまで一貫してできることが魅力だと思っています。

自動車開発に限らず、建機や船舶の先行開発の中でもですね、EV化の流れがあります。
クライアント様からのそういった案件に対して、フィアロならではの設計や提案をさせていただいております。

今、その時代として、やはりAIとかの開発が進んでいって、この先、設計っていうものがなくなるんじゃないか、っていうところはあるのかもしれないんですが、先行設計というところに関しては、どうやっても人の力というものが多少なりとも必要になってくると思うので、やはりこれからも需要の高い仕事であることは確かだと思っております。

基本的な構造の設計もそうなんですが、生産する上で、モノが作れるかどうか。その加工ができるかどうかっていうところの生産設計でありましたり、形の美しさですね。
あと、最終的には、やはり安全性なども気をつけながら、トータルで考えていくのが大変なところかもしれないですね。

難しい機構設計というのは、これからもどんどん増えていくと思いますので、そういったものに挑戦していきたいと思っています。

自社開発というところで、設計としてもかなり自由度の高いものになっております。
やはり普段できないような、こんなものを作りたいな、あんなものを作りたいな、といった自分から出てきたものをそのまま作れてしまうというところは、非常に楽しい部分ではあります。
自由にやった故に、やっぱり失敗も色々ありまして、それを試行錯誤していったものが、やはり次のクライアント様に繋がっているのかなって思っております。

自動車が好きな仲間がたくさんいるんですけれど、趣味で繋がれているっていうところがあるので、生活の一部みたいな感じになっております。